306_藩公御霊屋建立 法雲寺縁起の目次へ (6)藩公御霊屋建立 藩公菩提寺としても最も重要な施設である御霊屋(おたまや・みたまや・ごれいや)一棟がこの延享二年(一七四五)に建立されました。方三間の土蔵造りで火難を避けるよう細心の工夫がなされています。内部は広狭の二間に仕切られていて、広い方にはご位牌、狭い方には御念持仏が奉安さました。本堂からは鍵の手に曲がった廊下伝いに行けましたから別棟ではあるものの、朝夕の献供に手間とることはありません。 これでやっと藩祖禅高公をはじめ歴代各公も御心を安(やす)んじ給(たも)うたことでしょう。 御霊屋外観 御霊屋内仏 御霊屋位牌壇 法雲寺縁起の目次へ