法話​/命の大切さをどう伝えるか？ をテンプレートにして作成 :: 東林山法雲寺のホームページ

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#navi(法話) *命の大切さをどう次代に伝えますか？ **相次いだ中高生の自殺騒動 少し前まで「いじめ」を苦にした中高生の自殺騒ぎが相次ぎ、... #ref(hibo_kannon.jpg,right,around,悲母観音絵馬) 中高生の自殺騒ぎも自殺を「自分に対する殺人」と考えれば、... ある調査によれば中学生の2割近くが「死んでも、（暫くすると... 相次いだ中高生の自殺（自分への殺人）にしても、些細な理由... **生死観・他界観が空白なのでは？ 多分、今の若い世代の心の中は、本来、信仰や信仰に基づく生... その極端な例が「死者は生き返る」では無いかと思います。し... **我々が失った大切な何か 我々はこの半世紀以上にわたって、“何か大切なもの”を犠牲に... 失った“何か大切なもの”とは何でしょう？ 人によっては、誇り・名誉と答えるでしょう。また違う人は理... 今挙げた事柄がすたれ、余り実感できなくなった事は事実です... **殺人は何故ダメなのか？ 一頃「人を殺す体験をしてみたかった」という少年の言葉に反... -「法律に触れるから」 -「その人を苦しめ、その人の未来を奪い、周囲の人を苦しめる... -「人の力では、殺した人を元の状態に再生できないから」等々... の意見がありましたが、どれも外れでは無いと思いますが、で... 「ダメなものはダメ」なのですが、しかしそれだけで今の若い... 「ダメなものはダメ」だけで通じるのは、我々のような中年世... 少なくとも中年以上の世代は、育ててくれた先人の信仰する姿... しかし、本来そんな「信仰する姿」を伝えるべき世代であった... 考えてみれば生命の誕生または死という事は、現世外に通じる... 皆さんならば、若い世代の方々にどのように今ある生命の大切... **仏教的な生死観・来世観 今更、おさらいするというのも何ですが、仏教で考える生死観... ***「魂」 　先ずは魂ですが、これは奇怪なものでもオドロオドロしい物... また、魂といえば非科学的な象徴のように感じられますが、科... ***「六道輪廻」 　元々はインドの土着宗教の考えが出発点ですが、仏教の誕生... 　人（生物）は親から授かった身体に魂が宿し、初めて現世に... ***人身の得難さ 　六道輪廻の世界では人間だけを特別扱いはしません。命有る... 　現在の世界中の全人口が65億人らしいですが、想像してみて... 　「人間に生まれてこなかった方が良かった」と思う方もある... 　お釈迦様はこの人身の得難さを、「ヒマラヤの頂上から糸を... 　そんな得難いこと極まりない折角授かった、人の身・人の命... ***日本においてはこの考えを更に深めて、 「山川草木悉有仏性(さんせんそうもく・しつうぶっしょう)」... 仏性とは命あるものが、仏になれる可能性のことです。山や川... 　この考えを下地に四季の移ろいの中に、諸法の無常を思いな... **親子の関係 また、親子の関係も現代のようにベッタリしたものでは無かっ... 　今の時代、子供は親が計画して“造る”ものであり、医学の力... 　魂という存在を重く考えていた頃は、親からは魂の入れ物で... 　ですから、子は神仏からの授かりもの、親は身体（入れ物）... 「二人の愛の結晶」なんて美化した甘ったるい親の思いの元、... 　今初めてこのような考え方に触れた人は突飛な･･･現実離れし... 　六道輪廻のような魂の存在を前提とした人生の考え方が奇異...

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#navi(法話) *命の大切さをどう次代に伝えますか？ **相次いだ中高生の自殺騒動 少し前まで「いじめ」を苦にした中高生の自殺騒ぎが相次ぎ、... #ref(hibo_kannon.jpg,right,around,悲母観音絵馬) 中高生の自殺騒ぎも自殺を「自分に対する殺人」と考えれば、... ある調査によれば中学生の2割近くが「死んでも、（暫くすると... 相次いだ中高生の自殺（自分への殺人）にしても、些細な理由... **生死観・他界観が空白なのでは？ 多分、今の若い世代の心の中は、本来、信仰や信仰に基づく生... その極端な例が「死者は生き返る」では無いかと思います。し... **我々が失った大切な何か 我々はこの半世紀以上にわたって、“何か大切なもの”を犠牲に... 失った“何か大切なもの”とは何でしょう？ 人によっては、誇り・名誉と答えるでしょう。また違う人は理... 今挙げた事柄がすたれ、余り実感できなくなった事は事実です... **殺人は何故ダメなのか？ 一頃「人を殺す体験をしてみたかった」という少年の言葉に反... -「法律に触れるから」 -「その人を苦しめ、その人の未来を奪い、周囲の人を苦しめる... -「人の力では、殺した人を元の状態に再生できないから」等々... の意見がありましたが、どれも外れでは無いと思いますが、で... 「ダメなものはダメ」なのですが、しかしそれだけで今の若い... 「ダメなものはダメ」だけで通じるのは、我々のような中年世... 少なくとも中年以上の世代は、育ててくれた先人の信仰する姿... しかし、本来そんな「信仰する姿」を伝えるべき世代であった... 考えてみれば生命の誕生または死という事は、現世外に通じる... 皆さんならば、若い世代の方々にどのように今ある生命の大切... **仏教的な生死観・来世観 今更、おさらいするというのも何ですが、仏教で考える生死観... ***「魂」 　先ずは魂ですが、これは奇怪なものでもオドロオドロしい物... また、魂といえば非科学的な象徴のように感じられますが、科... ***「六道輪廻」 　元々はインドの土着宗教の考えが出発点ですが、仏教の誕生... 　人（生物）は親から授かった身体に魂が宿し、初めて現世に... ***人身の得難さ 　六道輪廻の世界では人間だけを特別扱いはしません。命有る... 　現在の世界中の全人口が65億人らしいですが、想像してみて... 　「人間に生まれてこなかった方が良かった」と思う方もある... 　お釈迦様はこの人身の得難さを、「ヒマラヤの頂上から糸を... 　そんな得難いこと極まりない折角授かった、人の身・人の命... ***日本においてはこの考えを更に深めて、 「山川草木悉有仏性(さんせんそうもく・しつうぶっしょう)」... 仏性とは命あるものが、仏になれる可能性のことです。山や川... 　この考えを下地に四季の移ろいの中に、諸法の無常を思いな... **親子の関係 また、親子の関係も現代のようにベッタリしたものでは無かっ... 　今の時代、子供は親が計画して“造る”ものであり、医学の力... 　魂という存在を重く考えていた頃は、親からは魂の入れ物で... 　ですから、子は神仏からの授かりもの、親は身体（入れ物）... 「二人の愛の結晶」なんて美化した甘ったるい親の思いの元、... 　今初めてこのような考え方に触れた人は突飛な･･･現実離れし... 　六道輪廻のような魂の存在を前提とした人生の考え方が奇異...

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