村岡周辺には村岡山名氏歴代を御祀りする廟所が一二峠御廟・坪谷御廟・桜山御廟と三箇所あります。
法雲寺周辺の地図[3]
寛永19年(1642)三代・矩豊公が入部され、新たな村岡藩作りを目指された折に、初代・豊国(禅高)公の御廟を京都妙心寺・東林院より分祀し、藩内の人心を結集するための聖域として整備されました。
以来、三百数十年がたった現在でも地域の人々には「禅高さん、ぜんこうじさん」と親しまれ、お守りされています。
平成19年には参道石段の整備と練塀の新設の平成回収工事を皆様のご協力を得て整備できました。
坪谷御廟には名門山名家の名に恥じぬ三代・矩豊公から十代・義問公までの勇壮な墓石が整然と並んでいます。
但馬の田舎の小藩には似つかわしくない、従三位の格式を今に伝え、戦前は県の文化財に指定されていました。
また、山名四天王と呼ばれた太田垣・垣屋・八木・田結庄等の墓地も主君を守るように下段に控えています。
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