しめ縄集めの奉仕とトンド神事参加
1月15日の活動は新年恒例の行事であるトンドのお手伝いでした。
今回も午前中は村岡の町中を回って家々から出されたしめ縄集めを行い、午後からは集めたしめ縄を焼くドンド神事に参加しました。
雪の無いお正月
いつもの年だったらトンドの頃は、年末に降り始めた雪が積もって1メートルくらいの積雪は当たり前で、道路も通る車の重みで雪がアイスバーンになって、転ばないように注意してしめ縄集めに向かうのですが、今年は雪の無い正月を迎えて、その後もたいした降雪も無く来ています。歩きやすくて有り難いのですが、いつもの冬とは様子が違い、少し戸惑ってしまいます。
15日は活動スタート前まで前日の雨が尾を引いていましたが、気温は割と高く、しめ縄集めで町内を歩いていると寒さは余り感じませんでした。
そんな中、家々の軒先に出されたしめ縄を一輪車で集めては、一杯になると軽トラの荷台にしめ縄を移し替えて、最後には黒野神社の前まで運びます。
一頃小学校でもトンドをやっていた事があって、その頃は集まるしめ縄が少なくなった時もありましたが、野焼きが駄目となってからは小学校でのトンドが無くなり、出されるしめ縄の量も、持ち直しているように思えます。
集めたしめ縄は、皆で協力してバランス良く積み上げて、トンドの準備は完了です。
お昼は、新年祝賀会をかねて喫茶店でボリュームタップリのカツ丼を頂いて新年を祝い、午後からのトンドの開始を待ちます。
午後1時からは黒野神社の拝殿の前に整列し、神主さんにボーイスカウト活動の安全と発展を祈願してもらい、団委員長が皆を代表して玉串を捧げて、灯明から火を分けた松明をスカウトが預かって、しめ縄を積み上げた所に向かいます。
ここで再度、神主さんにお祓いをして貰った後に、スカウトが交代で積み上げたしめ縄の周囲に松明で火を移していくと、勢いよく燃え上がります。
トンド神事には地元紙の記者さんが来ていて、沢山写真を撮り、神主さんやスカウトにも取材をしていたので、一つの新聞記事として載せてくれるのかと期待していたのですが、掲載された記事を見ると、小正月の伝統行事を幾つか載せた中の一場面として、トンドに点火するところの写真が一枚使われただけで、少し気が抜けました。
今年は活動に勢いを取り戻そう!
今回スカウトの参加は、残念ながら2名しか有りませんでしたが、ご父兄のご協力も頂いて町内をくまなくしめ縄集めに回る事が出来ました。
今年は活動に勢いを取り戻して、来年のトンドには多くのスカウトが手伝ってくれる事を期待しています。